人に出会ったときに自己紹介をします。
私なら「伊丹で本屋をしています・・」という。

するとたいてい「わたし本が好きなんです」か、逆に「わたし読書が苦手で・・」と言われます。
前者は、読んだ本の話で盛り上がる。
後者は、時間がないなど読まない理由を聞くことになる。

職業を言っただけで「読みなさい」と言ったわけではない。
でも申し訳なさそうな態度をする方がけっこういる。


私なりに推測するに、
それは読書も勉強とおなじで「したほうがいい」とはわかっているからだ。
でもやらない自分がいて。
「やらないといけない」とプレッシャーになっている。


かつては本を読んでいたひとも、忙しくなって読まなくなると
嫌悪感を感じはじめる。

これらすべて要らないものです。
やめましょう!

読めないとき、気が乗らないとき、だれでもあります。
読書以外に優先するものがあるだけのことかもしれません。

そんなとき反省ではなく、こっちの気持ちに気づいてください。

心のどこかで「本を読みたい」っておもっているのです。
「読書したら何かいいことある」って知っているのです。
つまり読書の価値をわかっている証拠。


毎晩、寝るときに寝床に本を持っていくけど読まずに寝てしまうひと、
返って精神衛生上よくないですから、読書のことは忘れて早く寝てください。

早く寝て、早く眼が覚めたら、朝の空気が気持ち良すぎてその勢いで
1ページで読めますよ。


そしてこれから私と出会うひとにひとこと、
読書が苦手でも積読がたまってても堂々としていてください。
でないと私、「本屋してます」って言いづらくなります。


こんぶ