10/12(土)香川宜子さん新刊『できんぼの大冒険』出版イベント

～子どもは勉強しないのではなく、勉強の仕方を教えてもらってないだけ～

香川宜子さんの新刊が出ました。
「できんぼの大冒険」（徳間書店）
香川さんの幼少期の体験を語った本です。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　
勉強がまったくできない、先生の言うことが聞けない、教科書やノートを忘れる、宿題をしない。
机の中には腐りかけのパン、飛び出したジャム、悪い点数のテストが詰め込まれている。

ある日、面談で先生はこう言った・・
「てんしんらんまん、何のことだかわかりますか？
　お母さん、おたくの子は馬鹿だと言ってるのですよ」

しかし、小学3年生の時、新しく担任になった先生はこう言った・・
「お母さん、心配いりませんよ。
早生まれの子はどうしても低学年の時は遅れがちになりますが、だんだんついてこられるようになります」
そして頭を撫でてくれた。

先生が初めて優しくしてくれたことで、いいスタートが切れそうな気がした香川さん。
今までしたことなかった、本読みの練習や漢字の読み書きを始めた。

お母さんが喜んでくれて、好きな夕食のおかずを作ってくれた。
「２」ばかりだった成績が「３」になった。
先生に褒められることも多くなり、クラスメイトから一目おかれるようになった。
どんどん成績が上がり、やがて、お父様と同じ職業のお医者さんになることができた。

「勉強をしない、勉強ができないのではない。勉強の仕方を教えてもらってないだけ」
と香川さんは言う。
ご自身の体験から、どうやったら勉強したくなる子になるのか分かっていた。
わが子に、その通りやってみた。
すると勉強好きになった。東大受験するほどに。

発達障害があっても、学習障害があっても、勉強が嫌いでも、接し方でいつでも勉強スイッチは入る。
そのことを、今、「勉強ができない」と思っている親御さんに話したい。
そんな想いで本を書かれて、そして本屋でトークイベントをすることとなりました。

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主催：ブックランドフレンズ