アウトプット

11月2日に「本を読んでもすぐ忘れるという現象について」という記事を書きました。
すっかり1か月以上が経過してしまいましたが、続きを書かせていただきます。

本で学んだことを忘れないためには、
・ノートに書く
・繰り返し読む
・声に出して読む ←耳から入ってくるので
・誰かに話す、アウトプットする
このような内容でした。

もちろん他にも無数にあります。
そのなかで私が重要視しているのは、
「本のことで話し合える仲間がいること」。
これが強力です。

なぜなら、話したからには何らかの反応、フィードバックがあります。
その人の解釈や意見、体験談が聞けるのです。
それによってまた理解が深まり忘れられないものになるのです。

もっと言うなら、
読んだことを忘れないためでなく、成長したいなら共有できる「仲間」を作ればいいのです。

よく、「本との出会いで人生が変わる」って言いますよね。
たしかにあります。
一瞬にして人生が180度くらい変わるひともいます。

でもこれは稀なことで、
たいていは変わるといっても1度くらいの変化です。
その1度も時間が経てば戻るでしょう。

この微差をどう扱えるかが肝です。
継続すれば1度が2度に、2度が5度に、やがて10度、20度と
大きく変わることができます。
そのためにも仲間がいたほうが良いということです。

「本を読んで成長するひと」と「本を読んでも変わらないひと」がいます。
どうやら「共有する仲間がいるかいないか」が関係しているようです。
要因の一つに過ぎませんが、26年本屋に携わり見えてきたことです。

本を読んだあと、聴いてもらえるひといますか?
本の話をしてくれるひといますか?

いると本当に助かりますよ。

店主 

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