バスケW杯
バスケW杯、可能な限りテレビに噛りつきました。
バスケットに特別思い入れがあるわけではありませんが、日本代表となれば種目関わらず前のめりで応援してしまいます。
日本対フィンランド、対ベネズエラ、劇的逆転勝利に感動しました。
技術的なことは私にはわかりませんが、日本の選手の集中力や必死さや執念を感じました。
それらが神がかったプレーを生んだのだとおもいます。
スポーツもメンタルが大きく左右するとあらためて感じました。
フレンズに中・高部活のコーチや監督、選手やその保護者が来店されることがあります。
本を読む習慣があって来られる人もいますが、ほとんどの方は大会出場前とか、スランプに陥ったときに来られます。
技術以外のものを読書で補いたいということです。メンタルとか人間力とか美学とか。
そんなときに紹介する本も様々ですが、チームを強くしたいとか、個々が持ってる力を発揮させたいというお話をされた方にはこの本をよく出します。
西田文郎 著「No.1 メンタルトレーニング」(現代書林)1,980円(税込)
日本のスポーツ界にメンタルというものを取り入れた第一人者です。
1970年代、まだ日本では技術ばかり追求していたころ、西田さんはオリンピックや世界大会でメダルを取ったり常勝するのはどんな国か興味を持ちました。すると、技術だけはなくメンタルも鍛えている国(選手)が強いことがわかったのです。
それから西田さんは国内のあらゆる種目、競技場に足を運び裏付けを取ります。
そして生まれたのがNo.1 メンタルトレーニング。
北京オリンピックの女子ソフトボール金メダル、駒沢苫小牧高校の甲子園優勝など陰で選手のメンタルを支えたのは西田さんです。
さて、このNo.1 メンタルトレーニングですが、選手の状態に合わせたメンタルトレーニングがわかる本です。
・やる気がない選手
・やる気はあるけど目標やゴールがわかっていない選手
・目標もゴールもわかっているけどモチベーションが続かない選手
・すべてわかっていてモチベーションもあり努力するけど本番に弱い選手
・本番で同じ失敗を繰り返す選手
それぞれどんなサポートをすればいいか解説されています。
もちろん自分に使ってもいいですが、人は自分のことより他者のことのほうが客観的に見れて効果が発揮されるようにおもいます。
そしてスポーツに限らずビジネスにも通用するメンタルトレーニングです。
指導者、選手の話によって選書する本は異なりますが、
「どこにつまづいているかよくわかった」とか
「やるべきことがわかった」
「指導しやすくなった」
など多く声をいただいた本でもあります。
中学バスケ指導者から選書の依頼を受けたこともあり、河村勇輝選手のことは中学のときからプレーを見ていました。
すでに全国から注目を浴びる選手でしたが、今回のW杯での活躍をみてすごい選手だなとあらためて思いました。
大会の大きさや種目に関わらず、スポーツ界で読書が活かされるのは本屋として嬉しいかぎりです。
スポーツ選手に関わらず、その人が持っている力が発揮されるべく「今ぴったりの本」が選書できるよう、私は読書に励みます。
いつもいろんな依頼をくださりありがとうございます。
店主 河田秀人
バスケ、私も超にわかですが見ました、五輪出場おめでとう!
スポーツとメンタル…、最近ではずいぶん浸透してきたように思いますが、西田さんが第一人者だったんですね。
この本、部下がいるビジネスマンとかには使えそうなイメージですけど、一人で仕事している人や、子供をもつお母さんにはどうでしょうか?また教えてください^^
しかし、河村選手のこと中学から見てたなんてすごいですね!
つるちゃん、
バスケ見てましたか。興奮しましたよね。
本に興味持って下さりありがとうございます。
子どもを持つお母さんにももちろん使えます。
日ごろの育児にも有効ですが、それ以上に、子どもにも目標とか挑戦とか勝負がありますよね。
たとえば発表会とか試合とかテストとか受験、その時に発揮すると思います。
自分の状態を客観的に見れる子は少ないですし、親御さんや先生がメンタルの整え方を知っていると子どもは救われます。
メンタルの本はたくさん出ていますが、この本は活用しやすくおすすめです。
こんぶ店長
こんぶさん
返信ありがとうございます!確かに子育てで今後そういうシーンは増えそうですね…!
1冊お取り置き、お願いいたします~!
つるちゃん
ありがとうございます。では1冊取っておきますね。
これからの季節、運動会にも試してみてください。
こんぶ