読書相談
昨日はフレンズ店内で本の相談ができる「読書相談の日(※)」でしたが、
たくさんの方にお越しいただきありがとうございました。
(※この日以外でも店主がいるときはいつでも相談していただけますよ)
一人帰られたらまた一人来る、まるで打ち合わせをしたかのような見事なリレーで
お一人ずつしっかりお話ができました。
皆、お母様だったのですがご自身が読む本か、お子さんが読んでくれそうな本、どちらかをお求めでした。
僕としては、いま目の前にいる人は質問もできますし反応も伺えますので選びやすいのですが、
いまここにいない人の本は想像を膨らませてもわかりかねるところがあります。
しかし昨日見えたお母様はお子さんの読書や好みをよくご存じで選びやすかったです。
自分の子どもとはいえ、ふだんどんな本を読んでいてどんな本は苦手で、今何に悩んでいるのか
などよく知っておられることに感心しました。
親だったら当然というわけでもない、コミュニケーションがよく取れていると思いました。
「今日、お母さん伊丹の本屋さんに行ってくる、あの本のモデルになった本屋さん」
とお子さんに言って出てきたお母様もいて、
しかもお子さんが「そう、行ってきーや」と歓迎してくれたそうです。
本屋に行くことを子どもに告げたり、あの本のモデルになった本屋で通じるところに
微笑ましさを感じます。
あとびっくりしたことは、豊中から自転車で来てくださった方がいて、
来られたきっかけを尋ねたら、
「いい本屋さんないかなとネットで探していた。たまたま当店のホームページをみつけて興味を持って来た」
ということです。
ご自身も言われてましたが、梅田に出れば大きな本屋さんがたくさんあります。
いや、もっと近い豊中にも本屋さんはあります。なのにわざわざ伊丹を選ばれた。
皆さん共通して、求めているのは本のようで本でないのだとおもいます。
「こうやって話しながら、人に本を選んでもらうのっていいですね、新鮮です」という感想もいただきました。
お役に立てたようで僕も嬉しいです。
読書相談の日、10月は3回開催します。日程はまたお知らせさせていただきます。
店主 こんぶ