オリジナルドリップバッグコーヒー「生産的珈琲」

生産的珈琲を河田店長と共同開発させて頂きました喫茶イレブンの天白隆洋と申します。
ただの深煎り珈琲では決してない魅力を纏った一杯をぜひご賞味頂けたら幸いです。

長い期間をかけてブレンドや焙煎度を河田店長と共に考え、完成にたどり着きました。
とはいえ、長時間難しい議論を交わすことはありません。それは前作「創造的珈琲」でも同じでした。
お互いの店を行き来したり、サンプル品のやり取りを重ねていく中で「こういう感じかな」をお互いに見出し、やんわりと、じっくりと、煮込み料理のように時間をかけ開発過程を楽しみ合う。そんな感じでしょうか。

珈琲の開発に際して味作りやブレンドを一緒に考える中、最終的な河田店長のご要望はいつも同じなんです。
「出来る限り、深煎りで焼いてください。」「もう少し、深煎りでお願いします。」それだけ。
でも、僕にはメールの文字からでも容易く想像できます。きっと本心はこうじゃないかな・・？
「もう天白さんは僕の好み、十分に解ってくれてるんでしょ？（笑）」って。

河田店長のお求めになる理想って、いつもとっても柔らかいんです。
「こうしてほしい。（でもお任せしますよ。）」という、寛大な心で僕がお引き受けする味作りや焙煎への “余白”をすべて自由に任せ、託して下さるのが、河田店長のお人柄なんだろうと有難く思っています。
だから僕自身もその余白をしっかり満たされた味わいに仕上げるべく、自由に焙煎に集中することができました。

店長がつくってもらいたい味と、僕がつくりたい味、両者が掛け合わさる珈琲に仕上げることができました。
手に取って下さる方々がこの珈琲を口に入れた瞬間から伝わる、おいしい珈琲の中身を心から考えた一杯です。

皆さんの未来に向けた閃きが、それぞれの新しい世界を生み出すことを願っています。