2024.1.7「子どもの頃好きだった本を語る会」イベントレポート
こんにちは、Web担当つるちゃんです。
今日は、本日開催の「子どもの頃好きだった本を語る会」のイベントレポートをお届けします。
今回は、店内8名参加。『惹かれる本は私をうつし 出会う本が私をつくる』の著者、まつむらゆうこさんや、昨日の「本の力」イベントで主役だった佐伯さんもご参加くださいました。
それぞれの思い出の本を持ち寄り、開始前から誰ともなしに本について語り出す、という、リラックスした雰囲気の会となりました。
私accoは、noteのこの記事でも紹介した『大きな森の小さな家』や、世界名作童話全集(全20巻)のうち一番好きだった『シンデレラ』を持参。
そうしたら他の女性陣も似たような童話全集を持ってきていてびっくり。
どれも大きく立派な箱入りで、絵も美しく、ページを開くたびに「わーーーっ!」と歓声がもれました。
昔の本の絵の、手抜きのなさ、作った大人の本気に感動しました。
他の人が出した本に「わぁ!私もそれ好きでした!」と思い出して盛り上がったり、
昔の立派な箱入り童話全集の定価がまさかの「390円」でみんなで驚愕したり、
見返してみて改めて「好きなものは大人になっても変わらないものだな」ということを再確認したり、
男の子と女の子で惹かれるものが違うんだねぇと言いあったり……
まったりとした雰囲気の中、それぞれが思い思いに語り合います。
興味深かったのは、こんぶさん(書店の店主)と佐伯さん(古本屋の元店主)が、二人とも「子どもの頃は全然本を読まなかった」とおっしゃっていたこと。と言いながら、野球少年だった佐伯さんは長嶋茂雄の野球論の本は読んだとか……。
またある男性は、「何が好きだったのかわからないけど1000回くらい読んだ、でも絵が好きとかでもなく、何が好きだったのかは全くわからない」と言いながら絵本を紹介。それもまた面白いですよね。
言語化できないけどむしょうに惹かれる、そういう存在があること自体が幸せなことではないでしょうか。
どの本も愛おしくて……、その人の人柄が出ていたり、本を大事に今まで持っていること自体に感動したり、これを好きと言ってるその人をもっと好きになったりと、いろんな気持ちになりました。
他にもご紹介したいエピソードや新たな気づきがもりだくさんの、あっという間の2時間でした!
読書会ではないのでとくに準備もせず、持ち寄った本について「どこが好きだった」とか「こういうジャンルが好きだった」とかを話すという、ゆる~い会となりました。
それでも、「楽しかったね」「面白かったね」と、不思議と充実した満足感が漂っていたように思います。
またこのような、ふらっと参加できて思い思いに語れるような、気楽な会を企画していけたらと思います。
ご参加くださったみなさん、ありがとうございました!